外角一杯の棒球

ペドラザです。お笑いをやっています。たまにこっそりと更新します。

お笑いがしんどくなること

私はアマチュアでお笑いをやっている。

 

いわゆる「社会人の趣味としてのお笑い」と外見上はなるわけだが、実際のところを言うと、「趣味以上、仕事未満」みたいな感覚でやっている。

 

完全に趣味としてやるなら完全に楽しめばいいし、ネタについて試行錯誤はすれど楽しく漫才をやるのがいいし、必要以上に悔しがる必要もない。

 

自分はどっちかと言うと趣味寄りではあるが、活動量に比例してどんどん「仕事」のベクトルへ進んでいっている気がする。

 

休日のバトルライブに負けると異常に悔しくて翌日からの仕事に影響したり、賞レース期間や大事なバトルライブ前は、仕事中にでもネタの改善点なり見せ方なりを考えたりする。

 

こうなると、どんどんお笑いが「楽しい」だけじゃなくなってきて、「しんどい」ものになる。

もちろん、結果が付いてきたときの喜びは一入であるけど、そこまで9割しんどいことばっかり。ネタ考えるの嫌になることもある。けど、それをやらなもっと後悔することになるのは知ってるからやる。

 

学生時代なんもせず社会人30歳手前からお笑い始めたから、短期間で結果出さなあかんと思い、ネタの見せ方とか自分達はどんなネタならウケるかとかめちゃくちゃ考えて頑張ってきたし、ホンマにそうやって取り組んできたからこそ、ちょっとずつ結果が付いてきてるのだと思う。

 

だから、ものすごくしんどい。

そういうときに、僕はお笑いを観に行く。

おもろい人らのライブを観に行くことによって、あぁ、こんなんでしょげてられへん、また頑張ろう、と思う。活力になる。最高の栄養剤。

 

けど、周囲の話聞いてたらどうもそうじゃない人がおる。

「人のライブ観に行けない」

「人の単独みたら食らっちゃう」

みたいなお笑い界隈の人らがけっこう周りにいる。

 

僕は、なんか半分気持ちわかるな〜と思い、

「対比しちゃうとしんどくなりますよね〜」とその場では返すが、本音としては、

「しんどくなる時間あったら自分にできることを努力するしかないよな」と半分思っている。

そして、

自分がもしそう思うようになってしまったら、絶対お笑い辞めるやろなとも思う。

 

お笑いが好きで好きで仕方なくてお笑いをやる側に立ってみたいと思って29で始めてるのに、結果笑い嫌いになるのはかなり悲しい。

お笑い好きの醍醐味を味わうためにやってるから。

努力して結果を出して、色んなことをもっとわかるようになって、自分の中のお笑いを広げたい。そのためにも、これからももっと色々なネタを観ていきたいから。

 

もちろん結果も残したいけど、それって色んな場所に呼んでもらって色んなおもろいライブを生で見て笑いたいからで。

 

40,50,60と歳を重ねても、新しい芸人さんのネタ見てゲラゲラ笑う人生を送りたいです。

 

ここ最近ずっとしんどいな〜と思ってたんですが、

昨日今日と面白いライブを立て続けに観ることができ、ゲラゲラ笑ってメンタル回復したので、まだまだ自分は大丈夫だなと思いました。

お笑い偉大すぎる。

がんばろ。