外角一杯の棒球

ペドラザです。お笑いをやっています。たまにこっそりと更新します。

義務感

お笑いを始めて3年が経とうとしている。

 

2019,2020は、賞レースの時期はそれなりにしんどかったものの、それなりに趣味としてお笑いを楽しめていた。

 

しかし2021年は、それがうまくできなかった。

義務感で走り続ける一年になってしまった。

これに関しては、誰も悪くない。

 

「いいネタができたからライブにエントリーする」「このライブのオファーを受けたからネタを作る」

 

この循環が、うまく回らなくなっているのを自分の中で感じた。

仕事終わりにライブに出て、ありネタを無意識にやり、ウケても滑っても気にせず帰るようになった。

 

もちろん、ライブの本数が増えたことで場慣れし、うまく立ち回れる場面も多くなったのはメリットだったなと思う。

 

しかし、ひとつひとつのライブに目的を持って取り組むことはできていなかった。特に賞レースを終えてからのライブは、「ありネタを流す」場面が自分の中で多かった気がする。如実に結果が出ない時期のネタはそういうことだ。

 

「何をしているんやろ」

と思うことが多すぎて、本当に今でも全ブッチして辞めてしまおうと思うことがある。二度と関わらなくなってしまうだろうけど。それだけしんどかった。仕事で異動したことも含めて。

 

やっぱり、俺にはフリー芸人を名乗る覚悟はない。お金を払っていただいて観てもらってる身ではあるが、「アマチュア」で「趣味」のお笑いをやっている方が気が楽。出世欲はないけども、仕事は続けていきたいし、仕事でダメにはなりたくない。

 

元々、物事を続けるのが苦手で、何事も本気で取り組み出すとしんどくなるから途中でフェードアウトしてしまう人生を送ってきた。お笑いは続けたいけど、自分の時間もできるだけ確保したい。こんな奴が面白くなりたいというのはもう戯言になってしまうのかもしれない。

 

どうにか義務感から抜け出すために、なんとかひとつひとつのライブで目標を見つけて、それを達成できるようにしたい(結果はともかく)

 

その目標の積み重ねで達成できる目的をきちんと定めないと。何がしたい?

 

「多くの人に面白いと認められたい」

「プロの人にネタで勝ちたい」

「ネタだけで我々を好きになって欲しい」

 

承認欲求ばっかりや。

けど、こうやって文字に起こすと目標を定めやすくなった。

「プロのいるバトルライブで勝つ」

「舞台上の立ち居振る舞いをプロにする」

M-1ええとこまで進む」

「おもしろいネタを書く」

「"ネタ"以外の"人"もおもろいと思ってもらう」

とか。

 

挙げ出したらきりがない。

それだけやれることがあるってことや。

のびしろしかないわ。

 

一個一個のライブを作業にしない。ひとつひとつ、上記の目標を達成するための試験の場にしていく。そうすりゃしんどさも減るはずや。

 

そういえば大学時代も、サークルで目的目標を大事にしよう言うてたな。結局ここに帰ってくるんやな。

 

やってやろう。