外角一杯の棒球

ペドラザです。お笑いをやっています。たまにこっそりと更新します。

執行猶予期間

今年もM-1が2つ目で終わった。

例年から考えて、ここまで準備不足で臨んだのは初めてだ。

2ユニットとも碌にライブにかけられず、なんとか形にした。

 

なんとなく危惧していたことがまるっきり当たってしまって、結局落ちてしまった。

1年間ネタに賭けてきたわけではないから、例年に比べてかなりスッキリとした気持ちでいる。それでも、舞台に立つ前のプレッシャーは凄かったのは、どこかで「勝てるかも」という気持ちが残ってたのかもしれない。

 

正直、今やっているようなことを続けていても、たぶん今年の繰り返しだと思う。1回戦は受かるけど、2回戦は受からない。

 

自分たちにとって、M-1に勝つことと、やりたいことをやることは、まるっきり努力の方向が違うのだと改めて気付かされた。2回戦で、アマチュアがプロと同じ山を登るには、あまりに筋力が足りていない。装備を充実させる必要がある。

 

それだけをモチベーションにしてたら楽しくない。けど、そういう目標もなくただネタをやることに何の意味があるのか、という気持ちとが、せめぎ合っている。せめぎ合いながら、それでも、続けたい。なぜ続けるのか。

 

結局、それはネタを認めてもらいたいという思いからであって、ネタを見た相手にどう思ってもらいたいか、自分たちが面白いと思うネタを出したいのか、という視点が抜けている。恥ずべき思想。

 

まず賞レースやバトルライブありきという思考からどうやって抜け出せるのか。それが当たり前に評価軸になってる状況で、考えるのは難しい。

 

けど抜け出せるのってそもそもある程度結果を出せた人か、別の軸で評価を受けている人達であって、我々にそれが可能なのか。

 

これならもう出ない方がいい。

毎年こんなストレス抱えてやることでもない。

勝手に抱えてたことかもしれないけど。

 

けど気付いたらノルマのように出ている。

それじゃダメ。

もっと自分を認められるようにならないといけない。そうじゃないと、同じことを繰り返すだけ。

 

明るくもないし、かと言って暗くも汚くもない、まともに職についている人間が、どうやったら面白くなるのか、もっと深く考えないといけない。