単独ライブが終わった。
もっと泣けると思ってた。
全然泣けなかった。
学生時代のイケてない自分を変えたくて、自分はちゃんとやれば面白いことができると証明したくて、馬鹿にしてきた人達を見返したくて、何としても納得いく成果を出したかった。
情けない。もうちょっと頑張れたやろと思ってしまう自分に。
お陰で、まだお笑いを続けたいと思ってしまった。
もっと面白くならないと、もっとウケないと、意味がない。冗談じゃない。こんなんじゃ何も残らない。
自分は思ったよりも頭が悪かったし、出来が悪い人間だった。
これがわかっただけでも収穫。
けど、コツコツ続ければ成果が出る人間でもある。
新しいことにチャレンジして壁に当たってをいい循環で繰り返すことができていて、ありがたい。けど、それ以上に悔しい。納得いく漫才がコントができるようになりたい。
ならなければならない。
ならなければ、辞められない。
「俺は面白い」と自分で自分を肯定させられるまでは絶対にお笑いを辞めない。
自分に決着をつけられるのは自分だけだ。